タクシー事業者が多い都道府県はどこ?
最新!都道府県別登録件数ランキング

日本で初めてタクシーが誕生したのは大正元年(1912年)のこと。当時の日本ではすでにハイヤーの営業が行われていましたが、料金算出にメーター器が採用された目新しさもあり、タクシーが人気を博したといいます。
現在は配車アプリでタクシーを呼べたり、電子マネー決済ができるようになったりと、時代とともに利便性が高まっています。
今回は、タクシー事業者が多い地域とタクシー車両が多い地域について、都道府県別に調査しました。
タクシー事業者が最も多い都道府県は?
2023年から2025年にかけての都道府県別タクシー事業者の登録件数と10万人あたりの件数の調査結果をご報告します。

2025年における人口約10万人あたりのタクシー登録件数が多い都道府県は、1位が高知県、2位が島根県、3位が岩手県となりました。4位には徳島県、5位には愛媛県が続いています。
上位4県は2023年から3年連続で順位を維持しており、1位の高知県、2位の島根県、3位の岩手県、4位の徳島県と、上位の顔ぶれに大きな変化は見られません。
上位4県は2023年から3年連続で順位を維持しており、1位の高知県、2位の島根県、3位の岩手県、4位の徳島県と、上位の顔ぶれに大きな変化は見られません。
TOP10の顔ぶれを見ると、2024年に鹿児島県がTOP10圏外となり福島県が10位に入り、2025年には山口県がTOP10圏外となる一方、鹿児島県が10位に再びランクインしています。2023年から2025年にかけて上位の順位は比較的安定しているものの、下位では一部入れ替わりが見られる結果となりました。
【1位】高知県
2025年の人口約10万人あたりのタクシー事業者の登録件数は18.05件で、高知県が1位となりました。2023年から2025年まで3年連続で1位となっています。登録件数は2023年の132件から、2024年は130件、2025年は120件と減少しているものの、人口約10万人あたりの登録件数では全国トップを維持しています。
高知県は海・山・川など豊かな自然に恵まれ、県内各地に観光スポットが点在しています。観光地を巡る際にはタクシーも移動手段の一つとして利用されており、観光客向けのサービスを提供するタクシー事業者もあります。また、四国八十八ヶ所霊場を巡る際の移動手段として、貸切タクシーなども利用されています。
【2位】島根県
島根県は、2025年の人口約10万人あたりのタクシー事業者の登録件数が16.81件で、2位となりました。2023年から2025年まで3年連続で2位を維持しています。島根県には出雲大社や松江城などの観光スポットがあり、観光地を巡る際の移動手段としてタクシーも活用されています。
また、登録件数は2023年の117件から、2024年は112件、2025年は108件と減少傾向にあるものの、人口約10万人あたりの登録件数では全国2位を維持しています。
【3位】岩手県
岩手県は、2025年の人口約10万人あたりのタクシー事業者の登録件数が15.95件で、3位となりました。2023年から2025年まで3年連続で3位を維持しています。登録件数は、2023年の194件から2024年は190件、2025年は184件と減少しているものの、人口約10万人あたりの登録件数では全国3位を維持しています。

タクシーを取り巻く環境の変化
近年、タクシーを取り巻く環境は変化しています。従来の電話による配車やタクシー乗り場からの乗車に加え、スマートフォンの配車アプリを利用するサービスも登場しています。国土交通省では、異なる配車アプリと配車管理システムをつなぐための「タクシー配車システム連携API」の標準化を進めています。また、日本版ライドシェアでは、タクシーが不足する地域や時間帯などを特定するため、配車アプリのデータ等が活用されています。こうした取り組みからも、タクシー業界ではデジタル技術やデータを活用した新たな配車の仕組みづくりが進められていることがわかります。
出典:国土交通省
「タクシー配車アプリと配車システムをつなぐ。標準APIが試した新しい配車連携」
近年、タクシーの利用方法にも変化が見られます。大都市圏を中心に、スマートフォンの配車アプリを利用してタクシーを手配するケースが増加傾向にあります。東京都の特別区・武蔵野市・三鷹市では、タクシーの配車方法のうちアプリ配車が23.40%を占めるという国土交通省の調査結果もあります。 また、民間調査ではタクシー配車アプリの利用率が2024年に20.4%となり、3年前の14.8%から上昇しています。利用者は20~40代が約74%を占めており、スマートフォンを活用したタクシー利用が一つの選択肢として定着しつつあることがうかがえます。
出典
公正取引委員会「タクシー等配車アプリに関する実態調査報告書」
ICT総研「2024年 タクシー配車アプリ・ライドシェア利用動向調査」
まとめ
1912年に日本でタクシーが誕生してから100年以上。今回の調査では、人口約10万人あたりのタクシー事業者の登録件数は、高知県、島根県、岩手県が3年連続で上位3位となりました。一方で、タクシーの利用方法は時代とともに変化しています。近年ではスマートフォンの配車アプリによる手配も増加傾向にあり、国土交通省でも配車アプリと配車管理システムをつなぐ仕組みの標準化が進められています。地域の移動手段として長く利用されてきたタクシーは、デジタル技術を取り入れながら、その利用のあり方も変わりつつあります。
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【調査概要】
都道府県別 人口約10万人に対する「タクシー」の登録件数分布及び年別の推移を掲載しています。
■対象期間と抽出方法:2023年・2024年・2025年の各4月時点で、iタウンページデータベースの業種分類「タクシー」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算をしています。
2026年10月執筆
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