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粉もんNo.1対決!

~「たこ焼店/お好み焼店」の都道府県別件数ランキング~


粉もん対決!たこ焼き・お好み焼き

写真提供:一般社団法人日本コナモン協会(https://konamon.com/)


 

「粉もん」という言葉、皆さんはご存知ですか?

 

粉もんとは主に関西で使われる言葉で、小麦粉を水で溶いて使う料理を指します。

うどんや豚まんを始め、現在では「粉もんスイーツ」まで登場しています。そんな粉もんの代表格と言えるのが、「たこ焼き」や「お好み焼き」ではないでしょうか。そしてそのルーツは、どこにあるのでしょう。古くは約2500年前、孔子の時代に遣隋使によって日本に伝わった煎餅(せんびん)が先祖とされ、豊臣秀吉が主催した茶会で、あの千利休が振舞ったといわれる「麩のやき」(小麦粉を水で溶いて薄く焼き、味噌などを塗って巻いたもの)という当時の茶菓子が「粉もん」の起源だと言われています。今回は「粉もん」を代表して、鉄板粉もんである「たこ焼店/お好み焼店」に着目したランキングです。



 

「たこ焼店/お好み焼店」は全国にどのくらいあるの?

 

「たこ焼店/お好み焼店」の2012~2021年の全国の件数推移を見てみましょう。

タウンページに登録されている職業分類「たこ焼店/お好み焼店」の件数は、どちらもここ10年間で減少傾向にあります。「たこ焼店」は、2012年の3,070件から2021年の2,031件まで約34%減少しました。一方「お好み焼店」は、2012年の12,931件から2021年の7,865件まで約39%減少しています。<図1>


「たこ焼店/お好み焼き店」の登録件数推移
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本、NTT西日本)NTTタウンページ(株)作成


 

たこ焼きの発祥の地“大阪”

 
たこ焼発祥の地・大阪

写真提供:一般社団法人日本コナモン協会(https://konamon.com/)


大阪府西成区の「会津屋」の創業者である遠藤留吉が考案したとされ、昭和10年に大阪で誕生しました。明治から大正時代に流行した「ちょぼ焼き(具はこんにゃく、豆など)」「ラジオ焼き(具はすじ肉など)」をもとに「明石焼き」の具をまねて「たこ」を入れたものが「たこ焼き」として大阪で人気となり、定着したそうです。

当初のたこ焼きはソース味ではなく生地が醤油味で、ソースをかける様になったのは戦後、とんかつソースや中濃ソースが登場した昭和30年代ごろといわれています。

それでは、都道府県別で「たこ焼店」の件数を見てみましょう。


人口10万人当たりの「たこ焼店」登録件数による都道府県ランキング(2021年)


大阪府が10万人あたり4.59件で堂々の1位でした。大阪のソウルフードの一つとして「たこ焼き」が挙げられるのも納得の結果です。2位は大分県(4.14件)、3位は石川県(4.13件)となっています。大分県は、国東半島東沖(伊予灘)で漁獲される「くにさき姫だこ」というブランドダコが知られており、そのあたりもたこ焼き人気の理由のひとつでしょうか。全国的に見ると、やはり西日本での人気が高いようです。



 

「たこ焼き」と並ぶ粉もん「お好み焼き」

 
たこ焼とならぶ粉もん「お好み焼き」

写真提供:一般社団法人日本コナモン協会(https://konamon.com/)


一方、「たこ焼き」と並ぶ鉄板粉もんの代表「お好み焼き」の歴史はもう少し遡ります。

お好み焼きは、江戸末期から明治にかけての「助惣焼(すけそうやき)」、明治時代の「もんじゃ焼き」、大正時代の「一銭洋食」などが食料不足を補う方法として一般的になりました。終戦後に関西で「関西風お好み焼き」、広島で「中華そば」が入った「広島風お好み焼き」が定着したそうです。ちなみに、「関西風と広島風、どちらが早く定着したのか?」については、まだ決着はついていないとか…。


広島風お好み焼きは、生地と具を混ぜず「重ね焼き」にし、グレープの様な薄い生地にたっぷりのキャベツ、肉、うどん、そば等を重ねて蒸し焼きにし、ミルフィーユのように焼き上げるのが特徴です。

一方大阪を代表する関西風お好み焼きは広島風とは対照的で、材料をすべて混ぜてから焼きます。生地にキャベツや天かす等をすべて混ぜたものを鉄板の上に置いて、上から豚肉をのせてひっくり返し、全体に火が通りふっくらと焼きあがれば完成です。


そんな広島風にも関西風にもお好み焼きに欠かせないのが「ソース」ですよね。では、全国のソースの年間支出金額を見てみましょう。


ソース年間支出金額
【出典】「家計調査」(総務省)NTTタウンページ(株)作成

2018~2020年の平均で見れば、1位は広島市(1,160円)、2位は京都市(975円)、3位は岡山市(972円)でした。お好み焼きなどへの使用度が高いからか、広島周辺や関西地方で人気のようです。また、「関西風お好み焼き」は出汁の効いた生地が特徴なのに対して、「広島風お好み焼き」はソースをメインに効かせているという特徴があることが支出金額へも影響しているようですね。



 

「お好み焼店」が多いのは..?!

 

人口10万人当たりの「お好み焼店」登録件数による都道府県ランキング(2021年)


2021年の人口10万人当たりでみた「お好み焼店」登録件数1位は、広島風お好み焼き発祥の地である広島県でした。人口10万人当たりの「お好み焼店」の合計件数が39.6件でダントツで件数が多いですね。2位である徳島県(16.9件)の倍以上の件数となっていて、広島県民にお好み焼きが愛されていることが分かります。3位は、愛媛県(14.8件)。

大阪府は意外にも10位(10.1件)でした。家庭で作ることが多いメニューということも影響しているのかもしれませんね。ただ、やはり西日本での高い人気がうかがえます。


ランキングの結果は

今回のランキングでは「たこ焼き」は大阪府、「お好み焼き」は広島県が1位といった結果でした。現在は冷凍食品としても手軽に食べれるようになり、ソウルフードとして長い間大衆に愛されている「粉もん」に注目したランキングでした。引き続き様々な視点から「最新!日本全国ランキング」をご紹介していきますのでご期待ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。




コラム筆者:西山 奈留実

(2022年1月執筆)


【調査概要】
都道府県別 人口約10万人に対する「たこ焼店/お好み焼店」の登録件数分布及び年別の推移を掲載します。
■対象期間と抽出方法:2019年・2020年・2021年の各4月時点で、タウンページデータベースの業種分類「たこ焼店/お好み焼店」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算をしています。
※掲載情報は2022年11月時点のものです。



 
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