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データマーケティングとは?注目の理由や身近な活用事例を徹底解説

データマーケティングが注目される理由を活用事例も交えてご紹介


データマーケティングとは

社内外にあふれるさまざまなデータを活用して行われるデータマーケティングは、ユーザーニーズを捉えて顧客満足度を向上させ、自社の売上につなげる目的で広く活用されています。データを効果的に活用することで、低コストかつ効率的にマーケティングの効果を高めることが可能です。


そこで今回は、データマーケティングが注目されている理由や活用のメリット、データマーケティングの具体的な事例などについてわかりやすく解説します。



 

そもそもデータベースとは?

 

データベースとは、検索やそのほかの用途に活用するために分類された、データの集合体のことを指しています。入力・送信されたデータをデータベース上に記録していくことによって、次回からスムーズに記録済みのデータを呼び出せるようになり、検索性が高まります。


データベースを充実させることによってユーザーの利便性が向上するとともに、サービスを提供する側にとってもマーケティングに役立つなど、ユーザー側とサービス提供側の双方にメリットをもたらします。


データマーケティングが注目されている理由


現代では、多種多様な商品やサービスが登場しており、市場における顧客のニーズも細分化されてきています。そのため「良い商品やサービスをつくれば売れる」という時代ではなくなり、「魅力的な商品やサービスをつくり、必要としている人のもとへ届けるためのアプローチを行う」ためのマーケティング活動が重要視されるようになりました。


自社の商品やサービスを必要としている人のもとに正しく届けるためには、さまざまなデータを分析・活用して市場のニーズに合ったマーケティングを行う必要があります。このことから「データマーケティング」という概念が注目を集めるようになり、マーケティング活動においてあらゆるデータは重要な価値を持つものとなりました。



 

データマーケティングのメリット

 
データマーケティングのメリット

企業がデータマーケティングを取り入れることによって、多くのメリットが期待できます。ここでは、データマーケティングの3つのメリットについて解説します。


自社のデータを有効活用できる


社内の隅々にまで目を向けると、データマーケティングに活用できる多様なデータがあることに気がつきます。データはそこに存在するだけでは特別な意味を持ちませんが、収集・分析して活用することで、売上向上や顧客満足度の向上に寄与する強力な武器になってくれます。


データベースを活用して2種類以上のデータを掛け合わせることにより、商品の販売動向を明らかにしたり、見込み客の興味・関心の方向性を探って新規開拓におけるマーケティングの方針を定めたりと、多くの活用法が生まれるのです。


マーケティングの効率化をはかれる


社内に存在するデータを活用することによって最短距離で顧客にアプローチできるようになり、マーケティングの効率化をはかることが可能になるというメリットもあります。


広大な市場においてマーケティング活動を効率化するためには、自社のターゲットを的確に見極めて、顧客になってもらえそうな見込み客に絞り込んだアプローチが重要です。予算を注ぎ込んでも成約の見込みが薄い見込み客にアプローチしても、費用対効果は低いといえるでしょう。データを分析・活用できれば自社の見込み客や既存顧客がどのようなニーズを持っているのかが明確になり、ニーズを満たすための集中的なアプローチを実現できます。


さらにはターゲットを絞り込むことでやみくもにコストをかける必要がなくなり、マーケティング活動のコスト削減にも高い効果を発揮します。


既存顧客の深耕や休眠顧客の発掘にも活用できる


データ活用は、既存顧客の深耕や休眠顧客の発掘にも役立ちます。


例えば「スマートフォン端末を購入する人は、スマートフォンケースを同時に購入する割合が高い」というデータが得られれば、端末の購入時にスマートフォンケースの併せ買いをすすめる「クロスセル」によって顧客単価の向上が期待できます。


また「サービスの利用期間が1年間を突破している利用者は、上位プランへの移行率が高い」というデータが明らかになれば、1年以上の利用者を抽出して上位プランへのグレードアップを案内する「アップセル」を実施するとよい成果が得られる可能性は高いでしょう。


さらに、商品の購入履歴を分析することによって自社の商品を長期間購入していない顧客を洗い出し、取引再開に向けたアプローチを行うことも可能になります。



 

データを活用したマーケティング事例

 
データを活用したマーケティング事例

近年では大手企業をはじめとした多くの企業がデータを活用したマーケティング施策を展開しています。そこでここでは、データマーケティングで成功した5つの成功事例をご紹介します。


スシロー


リーズナブルな回転寿司で人気を誇る全国展開の寿司チェーン「スシロー」では、店舗で扱う寿司皿の情報を確認できるICタグをマーケティングに活用しています。


ICタグによって各店舗で提供されているレーン上の寿司の販売状況や鮮度を一括で管理し、どの寿司皿が何時にレーンに流されてお客様が手に取るまでに何分かかったのか、またテーブル別の注文状況などを簡単に把握することが可能になりました。


このICタグデータは、年間10億件以上記録され、レーンにどの種類のネタをどの程度流せばよいのかを判断する需要予測に役立っています。ICタグを取り入れたデータマーケティングによって無駄のない商品の提供が可能になり、コスト削減と売上アップを実現しました。


ローソン


一般的に、商品は「売れる商品から優先的に仕入れて販売する」イメージがあるものです。そのような観点から見ると、コンビニエンスストアのローソンで販売している「ほろにがショコラブラン」は短期的に爆発的な売上を期待できる商品ではありませんでした。


しかし、ローソンでは自社が収集したビッグデータを分析した結果、「ほろにがショコラブランの売上は、全体の販売額の60%をわずか1割の顧客が担っている」ことが明らかになったことから、長期的なリピート需要に期待して同商品の販売を継続しています。


リピート率の高い商品を明らかにすることで仕入れを効率化し、無駄のない販売を可能にするデータマーケティングの一例といえるでしょう。


楽天


株式会社楽天は、自社のデータ分析を行った結果、「ランキングの更新回数を増やすほど売上の増加につながる」「ジャンルの分類を詳細にするほど全体の売上も向上する」という傾向をつかみました。


この結果に基づいて同社が運営する「楽天市場」では、ランキングのリアルタイム化と、ジャンルの分類をさらに細かくするマーケティング施策を実行し、売上の向上に成功しています。


コールセンター


あるコールセンターでオペレーターにデータ収集のためのセンサーを身につけた状態で業務に臨んでもらったところ、「高い受注率を誇るオペレーターは、受注率の低いオペレーターに比べて休憩中に活発に活動している」というデータが得られました。


また、スーパーバイザーがオペレーターに積極的に声かけを行っている現場では、そうでない現場に比べて休憩中のオペレーター同士の雑談が活性化するという傾向も明らかになっています。


この結果を参考に休憩中のオペレーター同士のコミュニケーションを盛り上げる施策を導入したところ、コールセンターの受注率は大幅に高まり、売上が27%も増加するという成果を達成しました。


ヤクルト


従来のヤクルト社は、さまざまな種類の商品を販売していましたが、データ分析を行ったところ自社商品同士が顧客の食い合いを起こし、販売効率が著しく低下していることが判明しました。


そこで販売効率を向上させるために自社商品同士が競合しないような組み合わせを模索し、時間をかけて販売を最適化したところ、売上を20%増加させることに成功しています。



 

まとめ

 

あらゆるデータがあふれる現代において、データマーケティングは自社の売上増加や顧客満足度の向上を実現するための重要なキーポイントです。例えば1つでは、深い意味を持たないデータでも、2つ以上の種類を掛け合わせることで自社を大きく飛躍させるきっかけになる可能性を秘めています。


自社内に眠っているデータを有効に活用して、自社の長所をさらに延ばし、短所をカバーするようなデータマーケティングに積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。




コラム筆者:遠藤 実希子

(2022年3月執筆)




 
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